ソフテイルファミリーについて

ソフテイルファミリーの歴史
1984年に登場したソフテイルファミリーは、ツアラーと並んでハーレーを代表するファミリーや。
いかにもアメリカンといったバイクで、ハーレー・ファミリーの中でも圧倒的な人気を誇る。
リアサスペンションを用いへん「リジッドフレーム」の形をそのままに、リアをスイングアーム式に改変しサスペンションで懸架した革新的なフレームやった。
リジッドフレームはフレームにリアタイヤを直付けしとるため、ちょっとした轍でもライダーに衝撃を与えるほど硬い乗り心地やったため、ハードテイルと呼ばれとった。
このリジッドフレームにサスペンションを取り付けたことで、乗り心地が柔らかくなったことで、ソフテイルと名づけられたのや。
どうしてハーレーがソフテイルを開発したんかっちゅうと、1980年代、リジッドフレームをカスタムしたハーレーが人気やったため。
このリジッドフレームを心地よく乗るためにソフテイルが開発されたのや。
2018年、ソフテイルとダイナっちゅうカテゴリーを一掃し、新しいハーレーダビッドソンとして生まれたニュー・ソフテイルファミリーは、ハーレーの歴史の中でもセンセーショナルな出来事といえるやろう。
ソフテイルファミリーの特徴
ソフテイルファミリーは、リアサスペンションが見えへんのが特徴のため、ハーレーらしい形になっとる。
また、エンジンはツインカムとちゃうタイプで、バランサーを内蔵して振動を減らしとるのも特徴や。
エンジンの振動がフレームにあまり伝われへんため、他のファミリーとはちごた乗り味になっとる。
2017年も出るまでは車体の下に2本セットされたリアサスペンションが、2018年からシート下に配置して一本化。
重量のあるサスペンションをライダーに近づけることで、重心がバイクの中央付近に集中し、車体を操りやすくなるメリットがある。
デザイン面では他のファミリーと比較してクラシックなイメージとしてポジショニングされとる。
しかし、軽量化されたシャシーと強化された足回りによってスポーツ性能は飛躍的に向上。従来では期待できひんかった旋回性能や高速走行でのコンフォート性など、走りにおいてもソフテイルは卓越したポテンシャルを持っとる。
ソフテイルが与えた影響
ソフテイルは日本のバイクメーカーにおっきな影響を与えた。ホンダのスティード、ヤマハのドラッグスター、カワサキのバルカンなど、日本メーカーはソフテイルに似たフレームを採用したのや。
なお、日本メーカーの場合ダブルクルードフレームとなっとる。