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ハーレーをカフェレーサー化するカスタム

ハーレー言うたら、手足を投げ出してドカッと座るクルーザースタイルの代名詞や。
せやけど、そんなハーレーの常識を覆すようなカスタムが今、一部の好きモンの間で熱い注目を集めとる。それがカフェレーサー化や。

アメリカンの象徴であるハーレーを、あえてイギリス発祥のレーサースタイルに改造する。
一見邪道とも思えるこの組み合わせが、なんでこんなに渋くてカッコええんか。
今回は、ハーレーをカフェレーサーに仕立て上げるためのポイントや、覚悟しとかなアカン費用について解説していくで。

カフェ・ハーレーの魅力とは

そもそもカフェレーサーいうのは、1960年代のロンドンで、ロッカーズたちがカフェからカフェへ速く移動するためにバイクを改造したんが始まりや。
本来ならトライアンフとかの英国車でやるスタイルやけど、そこをあえてアメリカのVツインエンジンでやるんがカフェ・ハーレーの醍醐味やな。

特にスポーツスター(XL883やXL1200)みたいなスリムな車体がベースによく選ばれる。
ドコドコいう鼓動感を感じながら、セパハンで身を伏せてコーナーを駆け抜ける。

この優雅さと攻撃性が同居した独特の雰囲気は、他のバイクでは絶対に出せへん魅力があるんや。
王道を外すからこそ生まれる、大人の不良感っちゅうやつやな。

スタイルを作る三種の神器はこれや

ハーレーをカフェレーサースタイルにするには、絶対に外されへんカスタムポイントがある。
とりあえずこれさえ押さえとけば形になるっちゅう三種の神器を紹介するで。

セパレートハンドル(セパハン)

これがなきゃ始まらへん。
純正のアップハンドルを取っ払って、フロントフォークに直接クランプする低いハンドルに変えるんや。

これだけで、見た目のシルエットが劇的に低くなって、一気にやる気満々の戦闘モードになる。
ただ、タンクにハンドルが当たったり、メーターが見にくくなったりするから、取り付けには工夫がいるで。

バックステップ

ここがハーレー特有の悩みどころや。ハーレーは元々、足の位置が前にあることが多い。
ハンドルだけ低くして足が前のままやと、体がくの字に折れ曲がって、拷問みたいな姿勢で乗ることになる。

せやから、足を乗せるステップの位置を後ろに下げるバックステップへの交換が必須や。
見た目もメカメカしくなって、一気にレーシーな雰囲気になるで。

シングルシートとタンク

最後はシルエットの仕上げや。
お尻の部分が丸く盛り上がった一人乗り用のカフェシートに変えて、リア周りをスッキリさせる。
さらにこだわるなら、タンクも細長い形状(ロングタンクなど)に変えると、よりクラシックなレーサー感が増すで。

難易度と費用はそこそこ高いで

ええことばっかり言うてもアレやから、現実的な話もしておかなアカンな。
ハーレーのカフェレーサー化は、正直言うて金も手間もかかるカスタムや。

まず、パーツ代がええ値段する。
国産バイクなら数万円で済むようなバックステップでも、ハーレー用となると10万円近くすることもザラや。

それに、ハンドルを低くしたら、アクセルワイヤーとかブレーキホース、クラッチケーブルの長さが合わんようになるから、全部ショートタイプに交換せなアカン。
これをショップにお願いしたら、パーツ代と工賃合わせて数十万円コースになることも覚悟が必要やな。

乗り味も激変するし、長距離ツーリングは手首と腰との戦いになるかもしれん。
せやけど、ショーウィンドウに映ったその姿を見た時、苦労は全部吹き飛ぶはずや。

誰とも被らん、自分だけの渋い一台を作りたいなら、挑戦してみる価値は大いにあるで。

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